貸家建付地を知る - 貸宅地・貸家建付地ってどう評価されるの?

HOME » 貸家建付地 » 貸家建付地を知る

貸家建付地を知る

不動産は遺産相続するときに対象になることが多い財産のひとつで、戸建て住宅はもちろんマンションやアパート、オフィスなどいろいろな種類があります。
不動産を相続するためにはまずそれらの評価をしていかなければなりませんが、そのときに必ず出てくるワードに「貸家建付地」というものがあります。

これは不動産を評価するうえで必ず覚えておかなければならないワードですし、不動産を貸し借りする際にも重要なワードになります。
まず貸家建付地とはどんな意味を持つワードかと言うと、所有する土地に所有する建物が建っている状態で、その建物を第三者にお金を支払ってもらって貸している状態を指します。

つまり貸しているのは所有する建物になるのですが、所有する建物には所有する土地があるのでここには貸家建付地借地権というものが生じており、実は土地も貸していることになるのです。
貸家建付地の評価を出すときには(自用地価額)-(自用地価額×借地権割合×借家権割合×賃貸割合)、(借家権割合=家屋に適用する割合)=更地の評価額×(1-借地権割合×借家権割合)という計算式で出し、貸家建付地借地権の評価は(借地権価格)-(借地権価格×借家権割合)で計算します。

よく貸家建付地は自分の土地を貸している、あるいは建物だけを貸していることと勘違いしている人がいますが、実際にはどちらも貸している状態で、特に貸家建付地借地権については覚えておかなければなりません。
そして評価するときには貸家建付地にならない部分の土地があることも覚えておかなければならず、その代表的なものが駐車場です。

オフィスなどでは駐車場を設けるところも多いと思いますが、駐車場は貸家建付地としての評価対象にはなりません。
なぜなら貸家建付地の定義として所有する土地に所有する建物が建っている状態でなければいけないという考えがありますから、駐車場には建物が建てられていませんのでその対象にはならないのです。

たとえばガレージなどがあったとしてもかなり大きな規模でない限りそれは建物と判断されない場合が多いので注意してください。
そして貸家建付地の中に居住スペースがあることも考えられますが、この場合は例をあげると100㎡の土地の上に1階が50㎡、2階が50㎡の場合には、100×50÷100=50㎡分が貸家建付地評価の対象になります。

このように貸家建付地には明確な定義がありますので間違えないように注意しましょう。