駐車場は貸家建付地になる? - 貸宅地・貸家建付地ってどう評価されるの?

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駐車場は貸家建付地になる?


相続が開始され、初めて貸家建付地というものを知った方もおられるでしょう。
これは被相続人が賃貸物件を持っていたとき、相続することのある財産です。
その物件が建っている土地もまた被相続人が所有していたなら、その土地は貸家建付地となります。
これはつまり賃貸物件など建て、他人に貸している状態の土地のことです。
そうなると、駐車場もまた同じく貸家建付地になると思えるでしょう。

しかしよく知っておきたいこととして、駐車場はそのような扱いにはならないのが基本です。
つまり貸家建付地としては基本的に扱いません。
ではどう扱うのかというと、駐車場は自用地としての扱いになるのが基本です。
他人に貸しているという点では、駐車場用の土地も、賃貸物件用の土地も同じように感じられるでしょうが、これらは基本的に扱いが別になる点は基本としてよく確認しておきましょう。

ただ、絶対に貸家建付地にならないわけでもありません。
一部の条件に当てはまる場合のみ、駐車場部分も同じ扱いにできます。
その条件とは、まずその駐車場がその賃貸物件と同じ敷地内にあること。
そのアパートやマンションの目の前にちょっとした駐車場があったり、1階の部分がすべて駐車場になっており、2階部分から住居となっていたりするケースは多いでしょう。
その駐車場が賃貸物件と同じ敷地内にあるとみなせることが、第一条件となります。

次に、その駐車場の契約者が全員その賃貸物件の住人になること。
つまりはその駐車スペースがその物件専用となっており、家主やその他の利用者が使っていないことが第二条件となっています。

これら条件をすべて満たす場合、その駐車場は賃貸物件と同種のものと判断され、すべて含めて貸家建付地として扱えるのです。
この条件に当てはまらない場合は、その駐車スペースは自用地としての扱いとなりますから、賃貸用の土地というカテゴリーで計算しないように注意してください。

なお、相続があったときにこれら土地の扱いを知る必要があるのは、各土地の評価額を出すためです。
相続税がかかるかどうかは、相続した財産が合計いくらあるかによります。
その計算をするため、相続した財産に不動産がある場合、それを正しく評価しないといけません。

このときにその不動産が賃貸物件といったものなら、その土地部分は貸家建付地として評価するのです。
実際に計算すると、他人に貸すための土地という扱いにできると、その評価額が少し安くなり、税金がかかりにくくなります。
そのため駐車場も他人に貸しているという点で、同じく貸家建付地と扱いそうになりますが、そうできるのは先にご紹介した条件に当てはまる場合のみです。
この点はよく注意してください。