定期借地権の相続税の評価額の計算は? - 貸宅地・貸家建付地ってどう評価されるの?

HOME » 土地の評価について » 定期借地権の相続税の評価額の計算は?

定期借地権の相続税の評価額の計算は?

契約した期日が満了したら借りている土地を所有者に返還することを法的に保証した権利が定期借地権です。
これによって土地所有者は、半永久的に貸した土地が返還されない普通借地権よりも安心して宅地を貸せるといったメリットがあります。
また、定期借地権の土地も貸宅地として取り扱われることから、相続税が低くなる節税のメリットもあるのです。

では定期借地権の評価は、どのようにして計算されるのかというと、基本的には課税時期において借地人に帰属する経済的利益とその存続期間を基に評価することになります。
ただし、定期借地権の設定時と課税時期で借地人に帰属する経済的利益において何ら変化がないなど、課税上弊害がない場合に限定されます。

定期借地権の評価額の計算式は、定期借地権の目的となっている土地の自用地評価額×(?÷?)×(?÷?)です。
この計算式の?は定期借地権等の設定時に受ける経済的利益の総額で、?は定期借地権等の設定時の宅地の通常の取引価額です。
また、?は課税時期における定期借地権等の残存期間年数に応ずる基準年利率による複利年金現価率で、?は定期借地権等の設定期間年数に応ずる基準年利率による複利年金現価率です。

定期借地権の土地における相続税の対象となる価額は、原則として土地の自用地評価額から、先の計算式で求められる定期借地権の価額を控除した金額によって評価されます。
しかし、先に評価した定期借地権の価額が、その土地の自用地としての価額に定期借地権の残存期間に応じる割合を乗じた金額を下回る場合には、残存期間に応じる割合を乗じた金額を控除した金額で評価します。
その計算式は、自用地評価額−自用地評価額×定期借地権の残存期間に応じた割合です。
定期借地権の残存期間に応じた割合は、残存期間が5年以下のものについては5%、5年〜10年は10%、10年〜15年は15%、15年を超えるものは20%となっています。

このように定期借地権の相続税における評価額の計算は、少し難しいので専門家に相談してみると良いです。